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友達の彼がEXILEのATSUSHIに似てるって言ってたのに亀田だった。
香取慎吾に似てるからって言ってたのに鯖に激似。 そんな経験だれしもあるはず。 おめぇは目医者行っとけや!!と心の中で叫びつつ、彼女の目には彼はどんな風に見えてるんだろう・・・ と思う。 恋というフィルターがかかることで、鯖は香取慎吾に、亀田はEXILEに、謎の外人はブラピに、離れ目の犬顔はキムタクに。なんだか小汚い昆布のような髪型の殿方はオダジョーに。 なんて素敵なマジック ![]() そのフィルター越しに彼を見てみたら、私も彼を好きになってしまうかも ![]() ![]() 今回紹介するのは、そんな他人の脳味噌の中を映像として見ることができるようになった未来のお話です。 清水玲子 『秘密』 この技術は、死後脳に著しい損傷のない遺体に限り、その脳を特殊な解析にかけて死体の見てきたものを映像にするというもの。 それによって事件性の高い事件は、殺された時の状況や犯人までも特定できてしまうのです。 ところが、人間の脳というのは膨大なメモリー容量があり、事件当時に行きつくまでにその人が見てきたものが「全て」第三者に映像として露呈されてしまう。 その特殊性とプライバシー保護の観点から、この方法は科学警察研究所法医第9研究所において、必要と判断された事件の捜査にのみ応用されているのです。 未来の話ではありますが、その「技術」以外は今と変わりなく、違和感なく読めます。 見るという行為はただ漠然と‘見る‘だけに止まらない。 見た人の感情によって見え方は大きく違ってくる。そして、その‘見た‘感情は、全て第三者が見る映像に反映されてしまうのです。 主人公はこの研究所の室長で、捜査を仕切る薪警視正(ラルクのHYDE風・・・でしょうか・・・)と、新入りの青木。 人が殺害されるまでに至った経緯。 それを辿ることで犯人が犯行に至るまでの心理が解ってしまう。 そこに見えてくるものとは・・・・ 死んでから、自分の、自分だけが知っているあんなことやこんなことが人前に晒されるとしたらどうなんでしょうか? 写真にも残さなかった、日記にも書かなかった、誰にも見られる筈のない心の中に仕舞っていたこと全てが白日の下に! 私を殺した憎いあいつが捕まるなら秘密の一つや二つどうでもいいかも。 っていうか死んじゃってるから恥ずかしいとかわかんないかも? 私のような浅い人間が、持ってる秘密なんて見ても見なくてもどうでもいいんですが、そこはさすが清水先生。 人の脳(=心)に隠された「秘密」の恐ろしさ、おぞましさ、そして美しさを見事に描いていらっしゃます。 現在5巻まで刊行されていますが、私が特に好きなのは、2巻収録されている2つ目のお話です。 殺人を繰り返してきた美しい少女の秘密とは? 彼女に殺された盲目の少年その愛犬。その犬がずっと見続けてきたものとは・・・ 愛するものがいるということで、世界はこんなにも美しくなる。 泣きました。 清水玲子先生の作品は、夢のように美しい絵からは想像できないほどに酷く残酷だったり、凍えそうな寂しさを容赦なく描いたものが私は好きです。 また、そういう世界観を描いてはこれほど素晴らしい方を知りません。 そしてその冷たさの底に沈んだ美しいものの煌き。 『Magic』も大好きな作品の一つです。 少女漫画、とこの期に及んで括るのはナンセンスですが、清水玲子先生と山岸涼子先生はマスト!!です。 結構へヴィーですが、ささること間違いない! 気になる方は是非★
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